・古着転売にアイロンは必要なの?
・アイロンってどんな服にも使っていいの?
・おすすめのアイロンを教えてほしい!
古着転売をしていて、こんな疑問をお持ちではありませんか?
この記事ではそんな疑問をすべて解決します!
古着転売でアイロンは必要か?
結論から言うと、古着転売においてアイロンは必須です。
古着転売(ネット販売)において商品の見栄えはなによりも大切なので、商品のシワや汚れをそのままにして出品すると、売れる商品も売れづらくなってしまいます。
ネット販売は実際に商品を手にとることができないのがネックな点ですよね。
そのため購入者側は、商品の写真と説明文からしか情報を得ることしかできません。
「同じ商品で迷っていたけど、せっかくだったら綺麗な方を選ぼう」「写真が綺麗だから、きっと丁寧な出品者だ」と購入者に思ってもらえることもありますので、出品する商品の見栄えには十分気を配りましょう。
シワを伸ばすだけで商品の見栄えは明らかに良くなるので、できるだけ早い段階でアイロンを購入することをおすすめします。
アイロンの種類と特徴
アイロンには「プレスタイプ」と「ハンディタイプ」の2種類があります。
それぞれの特徴について詳しく解説します。
しっかりシワを伸ばせる「プレスタイプ」
プレスタイプはその名前の通り、服にプレスしながらシワの伸ばすタイプのアイロンです。
アイロン台に服を置いてシワを伸ばす、定番タイプですね。
プレスタイプのアイロンには2つの機能があることが多く、「ドライモード」と「スチームモード」を使い分けられます。
- ドライモード
➡高温の熱で圧力をかけてシワを伸ばす - スチームモード
➡蒸気で繊維の隙間に水分を含ませながら、圧力をかけてシワを伸ばす
「ドライモード」は熱に強い「綿・麻・絹・ポリエステル」などの繊維に対して使いやすく、水分を飛ばしてアイロンするので、ハリのある仕上がりになります。
「スチームモード」は蒸気の力を使いながらプレスする機能で、「ウールなど起毛感のある素材」のシワ伸ばしに長けています。
スチームモードは繊維に水分を含ませながらアイロンするので、ドライアイロンと比べてフワッとした仕上がりになります。
◎ハンカチやワイシャツにしっかりと折り目をつけたい時は「ドライモード」
◎起毛感のある服をフワッと仕上げたい時は「スチームモード」
といったように、場面に合わせて使い分けできるのがプレスタイプのアイロンの特徴です。
手軽にシワを伸ばせる「ハンディタイプ」
「ハンディタイプ」のアイロンは「衣類スチーマー」とも呼ばれます。
アイロン台を使わずにアイロンがけができるので、プレスタイプと比べると手軽に使えるのが特徴です。
古着転売をしていると「扱う商品の数が多すぎて、アイロン掛けだけで1時間ほどかかる」
といった声を聞くことがあります。
商品の出品前に毎回そんな時間がかかっていては、出品作業が憂鬱になりますよね。
できるだけ作業をラクにするためにも、アイロンは手軽さを重視した「ハンディタイプ」のスチームアイロンを選ぶことを僕は強くおすすめします。
ハンディタイプの大きな特徴は、ハンガーに吊るしたままアイロンがけできる点です。そして、この点が一番のメリットといえるでしょう。
個人的にハンガーに吊るしたままアイロン掛けできるタイプのメリットは下記です。
・1着1着にかかる時間が大幅に減る
・立ったまま作業できるので疲れづらい
・省スペースで作業ができる
一つ目の「1着1着にかかる時間が大幅に減る」の理由は、ハンガーに吊るすと服の表裏を簡単に入れ替えながらアイロンできるので、アイロン台でアイロンするより1着にかかる時間が短縮されるためです。
そして、アイロン台を使った作業は地味に足腰がつらくなるので、立ったまま小さなスペースで作業ができるのはとてもおすすめできるポイントです。
僕は以前プレスタイプのアイロンを使っていましたが、ハンディタイプに変えてからは作業効率があがり、アイロン作業が苦ではなくなりました。
アイロンを使うときの注意点
アイロンは古着転売をする上で必須ともいえるアイテムですが、高温の熱やスチームを当てるので生地によっては縮んだり、傷んでしまうことがあります。
この章では、生地によって注意する点や上手くシワを伸ばすポイントを解説します。
品質タグを確認する
その服をアイロンする際の適正温度は、服についている品質タグで確認できます。
2016年11月30日までに製造された服のタグには、画像上の「旧アイロンマーク」が記載されていましたが、それ以降に製造された服には「新アイロンマーク」が記載されるようになりました。
それぞれのマークの適正温度は以下となっています。
- 「高/・・・」➡ 180~210℃
- 「中/・・」 ➡ 140~160℃
- 「低/・」 ➡ 80~120℃
- 「バツ印」 ➡ アイロン不可
タグに記載のマークを無視してアイロン掛けしてしまうと、せっかくの服が傷んでしまいます。適性温度を守ってアイロン掛けするようにしましょう。
また、アイロンマークの下に「~(波線)」がついている場合は当て布が必要です。
生地のテカリやプリント部分の焦げ防止のためにも、綿100%の布などを使って丁寧にアイロンすることが大切です。
ただ、タグが付いている時には表記を見れば適正温度が確認できますが、タグが付いていない古着やタグを切ってしまったときなど、タグ表記が確認できない場合もあります。
そんな時には、次に解説する生地ごとの適正温度とアイロン掛けの方法を知っておくと便利です。
生地ごとの適正な温度を知る
綿/麻
綿や麻などの植物繊維は比較的高温に耐えられる生地なため、アイロン温度は180~210℃の高温設定で大丈夫です。
むしろ高温でかけてもいいのは、綿と麻だけと覚えておくといいでしょう。
使うアイロンのタイプは、綿であればプレスタイプ・ハンディタイプどちらでもシワを伸ばすことができますが、麻はハンディタイプでシワを伸ばすことは難しいです。
麻のシワを伸ばすときはアイロン台を使ってアイロンすると、より綺麗にシワを伸ばすことができます。
ウール/カシミヤ/レーヨン/ポリエステルなど
下記の生地は、140~160℃の中温設定がおすすめです。
・動物性繊維
➡ ウール/カシミヤ/アンゴラなど
・化学繊維
➡ レーヨン/ポリエステル/キュプラなど
中温設定がおすすめの生地は比較的シワが伸びやすいので、ハンディタイプのアイロンだけで十分きれいにシワを伸ばすことが可能です。
また、ウールなどの動物性繊維にはアイロン本体を少し浮かせてスチーム掛けすると、繊維の間に水分が含まれた状態になるので毛並みが潰れずにフワッとした仕上がりになります。
シルク/ナイロン/アクリル
傷みやすいシルクや熱に弱いナイロンなどのシワを伸ばすときは、80~120℃の低温設定で素早く仕上げるようにしましょう。
ポイントは”軽く・短い時間で”あてることです。
アイロンの熱を当て続けてしまうと生地が変形したり溶けてしまうことがあるので、当て布を使ったりスチームを浮かし当てしたりして、丁寧にアイロン掛けすることが大切です。
革製品
レザージャケットやスエード生地にアイロンの熱を加えてしまうと生地が縮んだりシミの原因になってしまうので、アイロンは控えたほうが良いです。
革製品は軽いシワであれば着ているうちに伸びていくので、そこまで気にする必要はありません。
また、レザー用クリームを塗り込むことで伸びる場合もありますので、アイロンで伸ばしてしまおう!としないようにしましょう。
上手くシワが伸びない…。そんなときにやってしまっているよくある間違い
思ったようにシワが伸びないときは、アイロンの使い方が間違っているかもしれません。
次に紹介する、よくある間違い例に当てはまっていないか確認してみましょう。
服の裾が引っ張れていない
アイロンがけをするときは、服の裾(端)を引っ張りながらシワを伸ばすことが大切です。
裾を持つことでシワが伸びきった状態でアイロン掛けができるので、仕上がりが綺麗になります。
また、スチームを出して裾付近のシワ伸ばしをするとき、手で裾を持っていると高温のスチームで手を火傷する危険性があります。
そんなときにはミトンを使うと安全です。ぜひ試してみてください。
速く動かしてしまっている
アイロンを動かすスピードが速いと上手くシワが伸びません。
速すぎず丁寧に動かすことが大切です。
ただ生地によっては長く当て続けると傷んでしまいます。
それぞれの生地でアイロンの当て時間を変えるようにしましょう。
《アイロンを動かす速さの目安》
【10 cm間隔を3秒の速さで】
➡ 綿/麻/ウール/カシミヤ/アンゴラ
【10 cm間隔を1秒の速さで】
➡ レーヨン/ポリエステル/キュプラ
/シルク/ナイロン/アクリル
ボタンを閉めずに当てている
シャツのボタンやスラックスのボタンを留めずにアイロンがけをしてしまうと、生地がしっかりと伸びた状態になりません。
ボタンを閉めた状態で、服の裾を引っ張りながらアイロン掛けをすることでシワが伸びやすくなりますので、ぜひ試してみてください。
アイロンの選び方
アイロンはプレスタイプ・ハンディタイプともに沢山の種類があるので、どのアイロンを選んでいいのか迷ってしまいますよね。
アイロン選びで失敗しないために、選ぶ時に見るべきポイントを紹介します。
重さ
沢山の服を一度にアイロン掛けしようとすると、重いアイロンではかなりの重労働です。
特にハンディタイプは常に持ちあげて作業するので、軽いアイロンだと作業がとても楽になります。
重いアイロンは使い続けるうちにだんだんとストレスになってくるので、できるだけ軽いアイロンを選ぶことをおすすめします。
重さが900gあたりを超えてくると男性でも少し重く感じるので、タンク容量など他の機能も加味したうえで重さを見てみると良いです。
立ち上がり時間
アイロンの立ち上がり時間が長いことも使いづらさの原因になってしまいます。
スイッチ一つで電源が入り、数秒で作業が始められるアイロンは、使っていくうちにそのありがたみに気づくときが必ずきます。
プレスタイプで「1分前後」|ハンディタイプで「30秒以内」であれば、立ち上がり時間は速い方なので作業開始までの時間が短縮できておすすめです。
タンク容量
スチームアイロンはアイロンについているタンクに水をいれて使用します。
タンクの容量が少ないと1回の作業で給水の手間が何回も必要なので、できるだけタンク容量が多いものがおすすめです。
タンクは取外しができるタイプと、アイロンから取外しできないタイプがありますが、取外しできないタイプのほうが大容量のものが多いです。
ただ、取外しできない場合は毎回の水入れでアイロンそのものを持ち運びする必要があるので、できれば取外しができて、かつタンク容量が多めのアイロンが良いでしょう。
目安として、タンク容量200mlくらいあれば1回の給水で8~10着分はアイロン掛けが可能です。
スチーム量
シワの伸びやすさはスチーム量によって、大きく変わります。
スチーム量が多い方が1度に当たる範囲が広く、シワが速く伸びるので「パワフルスチーム」や「強スチーム」などを推しているアイロンがおすすめです。
さらにスチーム量が変えられる段階式のアイロンであれば、生地によってスチーム量が調整できるため、使える幅が増えて便利です。
おすすめのアイロン5選
Panasonic/衣類スチーマー(NI-FS790)/ハンディタイプ
- 圧倒的軽さ:約690g
- 立ち上がり時間:約19秒
- 3段階温度調節(HIGH/MED/LOW)
NI-FS790の特徴は、軽量・スピーディーな立ち上がりです。
約690gと他製品と比べても圧倒的に軽く、腕の疲れを感じさせません。
また、通常立ち上がり時は25~30秒が多いのに対して最短20秒を切る立ち上がりの速さです。この数秒の差が毎回の作業を快適にしてくれます。
High/Med/Lowの3段階で温度調節できるボタンも搭載されており、生地に合わせて温度変更が可能です。
他にも「360°パワフルスチーム(どの角度からでも給水できるタンク搭載)」など、作業中のストレスを最低限にする設計もおすすめポイントです。
T-fal/アクセススチーム フォース(DT8261J0)/ハンディタイプ
- 大量スチーム(スチーム量 約23 g/分)
- 立ち上がり時間:約25秒
- 大容量タンク:約185ml
DT8261J0の特徴は、パワフルスチームと大容量タンクです。
T-fal製品はスチーム量の多く、時短でシワ伸ばしがしたい人におすすめします。
大量スチームで広範囲にアイロン掛けができるので、頑固なシワが短時間で伸びてくれます。
タンク容量も約185mlと大容量で給水の手間が少なく済み、パワフルなスチーム機能が搭載されているにも関わらず、立ち上がり時間は約25秒とスピーディー。
花粉やウイルス除去、脱臭効果にも優れており、シワ伸ばしだけでなくお気に入りの服を自宅で簡単にケアできる点でもおすすめです。
HITACHI/コードレス スチームアイロン(CSI-307)/ハンディ・プレスタイプ
- 液晶ディスプレイ搭載
- 2way仕様:ハンディ・プレス共に可
- 省スペース収納
CSI-307の特徴は、温度確認ができる液晶ディスプレイ搭載で、服をハンガーにかけたままでも使える点です。
ディスプレイに6段階のバーが表示され、設定温度に達すると音で知らせてくれます。10分使わないと自動的に電源が切れるオートオフ機能付なので、電源の切り忘れによる不安もありません。
スチームは高温/中温に変更可能で、ショットボタンを押すと吹き出る「パワースチーム」を使うと、とりづらい頑固なシワも綺麗に伸ばすことができます。
服をハンガーにかけたままでも使えるので、部分的なシワをサッと伸ばしたいときにも便利です。
また、縦置き・横置きが可能で収納するスペースによって置き方を変えられるので、使っていないときにも邪魔にならない点もおすすめです。
Panasonic/コードレス スチームアイロン(NI-WL707)/プレスタイプ
- どの方向に動かしてもシワがつきにくい「Wヘッドベース」採用
- 滑らかなかけ心地「ステンレスxニッケルコート」
- 全面スチーム機能搭載
NI-WL707の特徴は、アイロンの掛けやすさです。
従来のアイロンは先端方向にしか進まなかったのに対し、「Wヘッドベース」のおかげで前後左右どの方向に動かしてもシワになりづらい設計がされています。
アイロン面は「ステンレスxニッケル」コーティングされているため、チタンやセラミックコーティングのアイロンと比べると、なめらかにアイロンが進みます。
また、アイロン面には全面にスチーム穴がついているため、ムラなくシワが伸びてくれます。
通常スチームの約4倍のスチームがでる「ハイパワースチーム」機能や、約20倍のスチームがでる「パワーショット」機能も搭載されており、ボタン一つで切り替えできる点も使いやすくおすすめです。
TOSHIBA/コードレス スチームアイロン(TA-FDX950)/ハンディ・プレスタイプ
- 59個のスチーム孔による全面スチーム
- 5段階温度調整可能
- パワフルスチーム(倍増ショット)搭載
TA-FDX950の特徴は、ムラなくシワ伸ばし・脱臭ができる点です。
59個のスチーム孔から衣類にまんべんなくスチームが噴射されるので、全体でムラのない仕上がりになります。
また、100℃〜200℃まで5段階で温度調節が可能なので、生地に合わせて使い分けができます。デリケートな生地からしっかり高温でプレス型をつけたい生地まで、1台で対応できるのは嬉しいポイント。
通常モードよりパワフルなスチームでアイロンがけができる「倍増ショット機能」や、スチーム量を4段階変更できる「スチーム切換機能(低2/中1/中2/高)」など機能豊富なので、多機能アイロンを探している方におすすめです。
古着転売するなら、アイロンは必須!
古着転売においてアイロンは必須アイテムです。
写真の見栄えがきれいになり、高く・速く売ることにもつながりますので、ぜひ取り入れてみてください。
この記事が参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
コメント